レーザー加工・可食プリント部門について
レーザー加工部門
昨今、「食育」の観点からも食品にもデザイン性やメッセージ性などの遊び心が求められるようになったように感じます。
清水海苔は「もっとおいしく」「もっとたのしく」をテーマに自社独自のレーザー加工や可食印刷技術を使用した商品開発を担当する部門を立ち上げました。
レーザーカットによりどんな形にも海苔をカットできる技術を導入し、海苔以外のシート素材にもこの技術を応用した新商品を開発しています。
可食印刷部門
レーザーカットのりだけでなく、可食インクを使用したプリント技術を応用し、プリントクッキー、プリントマシュマロ、プリントやきかまシートなど、新しいデザインを持った食品の製造が可能になりました。
普段の食卓のみならず、お祝い事など特別な場面での食事や料理を彩り、これまでになかった食体験を実現し、見た目にも楽しく美味しい加工食品の開発に力を入れています。
安心、安全な食品を製造するために
さらに工場内で使用する洗浄剤、除菌剤、手洗石鹸の安全性も確認し、これらの洗浄・除菌効果を客観的に評価するため、使用器具の残留菌検査も定期的に行っています。
また、ごく少量のアレルギー物質によっても発症するおそれのある「食物アレルギー」への対策として、コンタミネーションの防止策にも取り組んでいます。とりわけ、特定原材料7品目の加工後には、使用した消耗資材を廃棄し、食品に直接触れる使用器具、飛散の可能性のある加工機械、作業台はすべて洗浄します。
実際に作業を行う従業者は、工場内に明示してある「作業工程」「衛生管理基準」を遵守して毎日の製造に取り組んでおり、衛生管理についての正しい知識を身につけられるように定期的な指導、教育も行っております。
十分な知識を身につけた従業者が、安全な原材料を、衛生的な環境で製造することで、皆様に安心して召し上がっていただける商品をお届けします。
安全性への取り組み
清水海苔は、衛生管理の専門家の指導に基づき、設計・標準化された製造工程、衛生管理マニュアルを遵守して商品の製造を行っております。そして、定期的にこれらを再検討することでお客様にとってより安全な食品をお届けすることを目指しております。
従業員へのマスク着用、手洗い指導、製造部品の清掃及び消毒を徹底しております。
『製造管理』 | 製造工程ごとにマニュアルを作成し、商品品質、生産量の安定を図ります。すべての製造記録をトレースできる資料として保管するとともに、このデータを品質、生産効率の改善に役立てます。 |
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『施設、設備の衛生管理』 | 製造施設の清掃、製造設備の洗浄・保守点検、監視・計測用機器の校正をマニュアルに従って行い、実施記録を保管します。 |
『従業者の衛生管理』 | 従業者の毎日の健康チェック、定期的な健康診断・検便検査を実施し、また作業前の手洗い・殺菌、作業場への入退室方法、制服の着衣基準、トイレ・休憩所の使用方法を規定し、これらの記録を保管します。 |
『従業者の衛生教育』 | 日々の衛生管理に関する注意事項について、毎日の作業前に従業者に伝達します。法律改正、衛生管理方法の変更、重要な注意事項説明が必要な場合は、従業者全員参加のミーティングで指導を行います。 |
『衛生害虫への対策』 | 外部の専門業社へ委託し、定期的なトラップ調査、駆除を実施しております。モニター結果を分析し、衛生害虫の種類、発生原因、侵入経路を特定し駆除を行うとともに、必要に応じて抜本的な対応を検討します。 |
『事故対応について』 | 事故対応マニュアルに従い、責任者が対応にあたります。重大な健康被害につながるおそれのある場合には社内に対策本部を設置し、社外関係機関へ調査協力を要請します。事故の原因、対策の経緯を書面で保管し、再発防止策を検討します。 |
食品衛生と施設衛生への取り組み
食品の製造・調理工程の衛生管理ポイントや危害箇所の抽出、衛生状態の検証のため、専門の業者による「拭取り検査」を定期的に行い、食品取扱現場の衛生管理の危害発生防止と品質向上に努めています。
2021年6月1日から、すべての食品等事業者に義務付けられた「HACCP」の「7原則12手順」を守り、お客様に安心して召し上がっていただける商品づくりのために、5S活動(整理・整頓・清掃・清潔・教育)を基本とした工場環境の改善に日々取り組んでおります。